七工匠-7Artisans-55mm F1.4フジフィルムXマウント(5514FXB)の購入レポート
中華製の激安レンズ購入の第三弾と言うことで、焦点距離が一番長い55ミリを購入。
早速購入レビューをしたいと思います。
3本目に要望したのは、中望遠で撮影する背景のボケたお花撮影や家族のポートレート。
APS-Cの55ミリはフルサイズ換算で、83ミリ相当なのでボケも簡単に作れる、中望遠域の圧縮効果にも期待したい。
七工匠55mmF1.4の開封
相変わらずです、3本目の箱なんですが、やっぱりお世辞にも綺麗で良い箱には見えません。
一応このレンズは日本の有名なカメラ店から購入したので、梱包自体は綺麗だったのですけどね。
とりあえず箱から出してお披露目。
パッと見た瞬間の感想としては、やっぱり小さいです。
カールツァイスの55mmf1.8の単焦点を、ソニーαで使うので所持しているのですが、大きさ長さ的にこちらのレンズの方が小さく感じます。
マウント部分の写真から↑
写真は解放にして絞りを開いた状態で撮影。
正面から見た感じです、なんだか同じメーカーのレンズに見えないし、質感もちょっと違う感じ。
個人的には55ミリのこのレンズの質感が好きです。
このレンズも絞りに「F11」が無いです、F5.6-F8-F16とアバウトな感じで25ミリや35ミリと同じ。
ただこちらのレンズも、ほぼほぼ解放で撮りたいので個人的には全く問題無し。
X-Pro2に装着、小さく使いやすそうなのですが、カッコ良く感じる。
質感が良いんだろうなと思います。
ここで面白いことに気がつきました。
絞りリングがカメラ本体側についていた、35ミリや25ミリとは違います。
55ミリはレンズ正面側についているんですね。
ちょっと戸惑いそうです。
フォーカスリングの回る方向としては、25ミリのみが逆方向になっているようで、仕様が統一されていない模様。
スッキリとしてスマートなイメージな小柄なレンズ。
55ミリには黒とシルバーの2色が販売されていて、黒を購入しました。
55mmF1.4の仕様
55mmF1.4の詳細データについては、当サイトの七工匠レンズカタログに記載しているので、ここでは省きます。
詳しく知りたい場合は以下のリンクより。
七工匠55mmF1.4単焦点レンズここでは僕が気になる部分のみにスポットを当てて記載。
F値 解放1.4
最短撮影距離 42cm
重さ 280g
解放F値がF1.4とめっちゃ明るい、重さは280グラムあるのですが、そう感じさせないコンパクトな感じが良好です。
最短撮影距離42センチであんまり寄れないレンズです。
フルサイズ換算83ミリは中望遠レンズ、背景のボケた写真や圧縮効果のある写真も撮りやすくなる。
家族のポートレートにも良い感じになると思われる。
七工匠55mmF1.4のデメリット
- マニュアルフォーカス
- 電子接点が無い
- 絞りにクリック感が無い
- フレアやゴーストが出やすい
- 周辺減光
- 解像感が無い
- 最短撮影距離42センチで寄れない
- フォーカスリングの指掛かりが悪い
- 絞りリングとフォーカスリングが35ミリや25ミリとは逆になっている
デメリットはどんなレンズにもあることなので、どこまで妥協できるか?だけですね。
盛大にフレアやゴーストが出るのですが、それも味。
七工匠55mmF1.4のメリット
- 小さくコンパクトなレンズ
- カメラ自体の携帯性が上がる
- レンズの質感が良い
- レンジファインダーに似合う
- 280グラムとそこそこ軽いレンズ
- とても安価なレンズで手が出しやすい
- ピント合わせは意外と簡単
- 懐かしい感じでとても味がある写真が撮れる
- パキパキしない緩い感じの写真が撮れる
メリットに関しては、メリットが多く無いと買うわけにはいきません。
このレンズでお花やポートレートを撮りたいです。
55mmF1.4は16000円ぐらいで買えるレンズ
安いです、、そう思っています
開放F値1.4であれば十分に安いはず。
七工匠55mmF1.4の操作性
Xマウントを使っていて、普段からマニュアルフォーカスで遊んでみたりしている人にとっては、とても簡単に使えるレンズ。
ただこちらのレンズはレンズ先端側に絞りリングがあるので一瞬「あれ?」と思う程度。
操作自体はマニュアルレンズなので、絞りとフォーカスリングを自分で動かすだけなのですぐに覚えられるはず。
フォーカスリングは手袋をしていると動かしづらいぐらい。
七工匠55mmF1.4の携帯性
小さく軽いレンズなのですが、長さが25ミリや35ミリとは違い少し長くなるので若干カバンに入れにくくなります。
恐らくこのサイズぐらいが僕自身の限界かな?と思う大きさのレンズ。
家族とのお散歩中のお花撮影や、家族のポートレートに使いやすそうです。
七工匠55mmF1.4の機能性
絞り値が今どこを指しているのかがわかりずらく、アバウトになってしまうことがある。
リングに適度な重さがあるので、勝手に回ることも少ないと思われる。
ただ何度も書きますが、絞りリングがレンズ正面側なので迷うこともある。
七工匠55mmF1.4の感じたこと
中華製のレンズに不安があって、アバウトな部分が嫌いな方にはお勧めできないです。
写真に情報が入らないことで、絞り値を幾つで撮影したのかがわからない。
オールドレンズっぽい写りで、お遊びでお散歩レンズがほしい。
ゴーストやフレア大好きで、安価なマニュアルレンズが欲しい。
開放F値1.4の明るくボケが撮影しやすいレンズが欲しい。
パキパキな解像感が嫌で、緩めで味があって個性的なレンズが欲しい人にはオススメ。
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